070302  オープニングメッセージ記録             TOPに戻る


公開しなかった 第18回  オープニングメッセージ

第18回  

ほぼ5年ぶりのオープニングメッセージ。最近やっていること。下の季刊誌の読者広場のお手伝い。
よろしければ、ぜひ、本屋さんでのぞいてみてください。
季刊『理科の探検』 2013冬号  ■発行元■ 株式会社 SAMA企画


季刊『理科の探検』 2013冬号 目次   ☆一番下の記事を担当しています☆

特集1  バチッ! 静電気の不思議を体感しよう
  静電気超入門   左巻 健男
  湿度があっても成功する静電気の実験  野田 新三
  電気コップで百人おどし   齋藤 弘一郎
  電気盆で遊ぶ   棟方 良
  水滴を落とすだけで発電できる?!〜ケルビン静電発電機〜   相馬 惠子
  電気ストロー   越 市太郎
  静電気ベル   福武 剛
  ミニバンデグラーフ体験記   橋本 ョ仁
  コピー機にも静電気が使われている?   長戸 基
  静電気を利用した塗装と集塵の技術   井上 貫之
  静電気の“ バチッ” を防ぐ   左巻 健男

特集2  グラッ! 知っておきたい地震と活断層
  地震と活断層の基礎知識   觜本 格
  活断層の実態と読み取り方   佐藤 比呂志・石山 達也
  Dr. ナダレンジャーの科学コミュニケーション   納口 恭明
  活断層を見に行こう1 関東平野西部で活断層と断層破砕帯を見てみよう   松居 誠一郎
  活断層を見に行こう2 徳島県、中央構造線活断層帯の池田断層の地形観察   村田 明広
  地震の実験   留岡 昇

連載     
  Science Shot くちばしはラジエター!? オニオオハシ   左巻 健男
  また、はれときどきカメ 【第7回】   林本 ひろみ
  ニッポン野生生物リサーチ戦隊【第七話】  リサーチ戦隊、立科へゆく   里中 遊歩
  まんが「科学すごろく」 第四回    野呂 和史
  極めてデジフォト 第13回 全天周写真にチャレンジ   池田 圭一
  ちょい悪おやじの生物学 第7回  白い粉で生物学   青野 裕幸
  散歩道で感じる 日本の四季 ‐冬編‐   岩槻 秀明
  ねぼすけさんとだぶさんの鉱物を探しに行こう!   田中 陵二
  サイエンスカフェへようこそ   さかさパンダ
  Science4you  量子論の幕開け   桑嶋 幹
  黒ラブ教授のたまごかけごはん ヽ(´▽`)/   黒ラブ教授
  数楽しよう!〜エッシャーシンメトリーの世界〜   岡田 晃次
  アイソン彗星の最新情報   大西 浩次
  はいまん彩   川端 一生
  科学だけでは解けません! 最終回   みわ よしこ
  妄想似非科学 #7   佐藤 実
  話題の動物たち 第7回 日本のイノシシは「イノブタ」によって消滅?   今泉 忠明
  RikaTanプラネタリウム 〜干支の話〜   小野 夏子☆
  数多あるもう一つの未来−SFが予言した世界− 第7回   大西 光代
  四季のねじ 冬のねじ   門田 和雄
  MISSION:SEMPOSSIBLE  「これまでのボツ写真を公開せよ!」   加藤 琢也
  ブレッドボードで遊ぶ電気と電子回路 第7回 フルカラーLED で虹の7 色を!   福武 剛

シリーズ連載   
中学入試をたのしもう
  物理・化学  身近な現象と理科知識   蔵之上 義史
  生物・地学  個体数を数える妙技   玉野 真路
やってみよう 実験・ものづくり
      火遊びを通して見る化学   くられ
      テレビ石の模型を作ろう   横須賀 篤
      水の不思議な実験   松本 忠和
      リングキャッチャー、キャッチの原理   舩田 優
      必ず戻る! カンタン手作り屋内用ブーメラン   田中 一樹
たのしい理科と自然の小話
      太陽活動と気候変動の関係   丸山 文男
      ドングリは果実? それともタネ?   保谷 彰彦
      氷点下でも冬芽は凍らないの?   保谷 彰彦
      腰痛は二足歩行の宿命か?   左巻 惠美子
一生に一度は行きたい自然・科学スポット
      野尻湖ナウマンゾウ博物館   横内 正
      ガンの来る沼−伊豆沼・内沼   久米 宗男
      算額が奉納されている神   船田 智史
      ここです! 入れる間欠泉   藤牧 朗
編集長エッセイ 左巻 健男
RikaTan読書室 稲山 ますみ
RikaTan広場                                 井上 秀喜/ 森垣 良平

私が編集に関わったRikaTanのバックナンバー

発行日 目次の参照URL
2012年夏号(季刊・創刊号) 5月26日(土) http://www.rikatan.com/wiki.cgi?page=backnumber12natsu.html
2012年別冊 (自由研究特集) http://www.rikatan.com/wiki.cgi?page=backnumber12ap1.html
2012年秋号 http://www.rikatan.com/wiki.cgi?page=backnumber12aki.html
2012年冬号 http://www.rikatan.com/wiki.cgi?page=backnumber12fuyu.html
2013年春号 http://www.rikatan.com/wiki.cgi?page=backnumber13haru.html
2013年夏号 http://www.rikatan.com/wiki.cgi?page=backnumber13natsu.html
2013年別冊 (自由研究特集2) http://www.rikatan.com/wiki.cgi?page=backnumber13jiyuken.html

 (記…平成25年1月4日)


第17回  『忙しい学校生活をのりきる ベテラン教師の超ワザ222』刊行のお知らせ
私も、少しですが原稿を書きました。ぜひ、書店で中身を確認、そして購入を!!

本が出版されるまでの裏話公開  興味がありましたら、お読みください。

ひまわり社から上記の本が発刊されました。
『忙しい学校生活をのりきる ベテラン教師の超ワザ222』
毛利 豊 編著  本体価格 1300 円(税別) A5 ・ 96 頁  2008年2月20日 発行

わたしたちの教員の仕事は、年々増える一方。そんな苦しい状況を乗りきるワザが222掲載されています。
その中の4ワザの原稿を書かせていただきました。本の表紙に自分の名前が掲載されているのは、この本が初めてになります。

さて、この本は、総勢17人が原稿を書いています。どのようなスケジュールで本が発刊されたのか、裏話をします。

2006.10.01…/『新・教師の裏技・早技』(仮題)の共同執筆について(お願い)/メールが、民衆社の松本衆子さんから届く。「この本の編者が毛利豊さんで、企画書を読んで執筆希望なら、毛利さんにメールを」という内容。
2006.10.05…/ 『新・教師の裏技・早技』(仮題)の共同執筆について(執筆希望)/メールを、毛利さんに送る。次のような文面。

ぜひ、共同執筆の一員に加えていただければとメールをお送りしました。

とはいえ、私のもちネタは次のようなものです。もし、このような内容でかまわないようでしたら、お引き受けいたします。「ちょっとこれではなあ」ということでしたら、お知らせください。もう一度別の内容で書けるかどうか検討して、再度執筆できるかどうかご返事をさせていただきたいと思います。

○一石二鳥の授業記録の取り方(生徒に順番に授業ノートをとってもらう)
○スキャナー活用のテストデジタルコピー(生徒のテスト管理と不正防止法)
…スキャンスナップという高速読み取りスキャナーの活用法
○ワードで簡単に縦書きの解答用紙を作る裏技
…ワードで縦書きの解答用紙を作成する。表を使って解答欄を縦書きで作成するときに時間がかかるのを、サクサクやる方法
○生徒作文を手打ちでパソコン入力は大変だ。そんなとき音声入力ソフトを使いましょう。
…教師はパソコンで大量の文章を入力しなければなりません。ぜひ、音声入力ソフトを活用しましょう。

私の場合は、パソコン活用ネタが多いです。教師の仕事とパソコンは切っても切り離せない状況なので、パソコンネタで多くの方が活用されていないようなネタをあげました。

2006.10.13…/『新・教師の裏技・早技』(仮題)のメーリングリストに登録して下さい/メールが、毛利さんから届く。執筆者全員が原稿をメールでやりとりしながら、本を作っていく形になりました。メールで原稿をやりとりしながらこの本はできあがったわけです。
2006.10.17…/「ワザ」制作ニュース 01 号/メールが、メーリングリストから届く。毛利さんから、本の完成までの簡単なスケジュール等が制作ニュースという形で届く。「10月29日までに執筆したい項目を毛利さんへメールする」というアナウンスがありました。
2006.10.18…/waza執筆項目/(執筆希望項目)メールを毛利さんに送る。文面は以下の通り。

井上秀喜です。執筆項目ですが、以下のものを希望します。

2 便利グッズ ・いつも携帯すると便利な教員用の小道具
○ICレコーダーでボイスメモ…音声認識ソフトと連携すればテキスト化も可能

4 授業 ・授業記録をどうとるか、どう生かすか
○一石二鳥の授業記録の取り方(生徒に順番に授業ノートをとってもらう)

12 ITを活用した仕事術
○スキャナー活用のテストデジタルコピー(生徒のテスト管理と不正防止法)
…スキャンスナップという高速読み取りスキャナーの活用法
○ワードで簡単に縦書きの解答用紙を作る裏技
…ワードで縦書きの解答用紙を作成する。表を使って解答欄を縦書きで作成するときに時間がかかるのを、サクサクやる方法
○生徒作文を手打ちでパソコン入力は大変だ。そんなとき音声入力ソフトを使いましょう。
…教師はパソコンで大量の文章を入力しなければなりません。ぜひ、音声入力ソフトを活用しましょう。

※・夏休み、おもしろ宿題
○漢字おもしろ問題プリントづくり…夏休みの宿題で漢字を軸に調べたことを問題形式にまとめさせ、夏休み明けその問題を使って学習会をする。

遅くなりましたが、よろしくお願いいたします。

2006.12.15…/「ワザ」制作ニュース 05 号/メールが、メーリングリストより届く。第一次原稿を、2007.1月末までに提出するようにという内容。
2007.01.14…/いつも携帯すると便利な教員用の小道具/第一次原稿を提出。
2007.01.15…/音声認識ソフトで、楽々文章作成/第一次原稿を提出。
2007.01.15…/ワードで簡単に縦書きの表形式の解答用紙を作る裏技?/第一次原稿を提出。
2007.01.15…/スキャナー活用のデジタルコピー(生徒のテスト管理と不正防止法)/第一次原稿を提出。
2007.01.25…/授業記録をどうとるか、どう生かすか/第一次原稿提出。

 (記…平成20年3月30日)


第16回   本当に久しぶりのオープニングメッセージです。

こんな書写作品のアイディアは、いかがでしょうか。

Q:書写の授業どんなことを指導してきましたか?

 こんな質問を投げかけられたら、恥ずかしながら私のしてきたことといえば、初任の頃の数年だけ毛筆指導を中心に国語の授業で「基本的な楷書」作品を書かせてきただけといってもいいくらいのことでした。
 もちろん、書き初め作品の指導は、三学期の初めに取り組んではきました。

 国語の授業時数も限られている中での書写指導ということで、最近は「ボールペン字」の指導に切り換えています。

 さて、三学期の書き初め大会に向けて二学期末に「毛筆指導」をしたなかで、なかなか面白い作品ができあがったので、これはみなさんにおすすめしてもよいだろうというアイディアをご紹介します。

 行書の基本点画の書き方を指導した後、二枚清書用紙を渡します。
「来年の自分の目標となるような漢字を一字、半紙の上半分に大きく書きます。下半分には、その漢字から浮かんでくる詩のような言葉を自分で書いてください。」と作品づくりに入ります。
「例えばと、先生なら「笑」という漢字にします。その下に「笑」という言葉を使ってこんなメッセージを書きます。「明るく笑う 真剣に笑う 大声で笑う 家族で笑う」というように「笑う」という言葉を文末にもってきてもいいし、「笑」という言葉を取り入れなくてもいいのですよ。」とアドバイスを途中でしました。
初めは、どんな漢字を取り上げるのか悩み、漢字が決まったら、今度はどんな詩のようなメッセージにしようかと悩みながらの1時間でした。
 思いつきで、作品づくりを始めたのですが、何人か作品が完成したのを黒板に掲示していくと、まだできあがっていない生徒たちもその作品をヒントに全員1時間で作品完成までたどり着きました。
 どんな作品が、できたのかは、そのうちにご紹介します。お楽しみに!
 では、みなさま、平成19年の紅白歌合戦を見ながら、このメッセージを書いたことを付け加えまして、来年もよい年になりますようお祈りしながら、本当に久しぶりのオープニングメッセージをしめくくります。
 (記…平成19年12月31日)



生徒の作品をアップしました。ご覧ください。
010803  こんな書写の授業はいかが(1)…「漢字と詩」オリジナル作品集
(追記…平成20年1月3日)


第15回   今回は、めずらしく長文です。

『中学校 子どもが変わるどう対応する 問題場面80事例』 (ひまわり社) 発刊のお知らせ

左が、表紙のイラストです。
『中学校 子どもが変る どう対応する 問題場面80事例』(税込1680円)という本がひまわり社から昨年の九月に発刊されました。私も二つの事例の原稿を書かせていただきました。本屋さんにお出かけの節は、ちょっと立ち読みしてみてください。もしご興味がありましたら、私にどうぞお申し付けください。一割引程度で購入することが可能です。ひまわり社から本と振込用紙が郵送されるしくみになっています。
一割引程度で購入したい方は、ここからメールをお送りください。

私が書かせていただいた原稿は、次の二本。
第1章 B授業中    4 机に突っ伏したまま………………P28
              リラックス運動も効果的
第1章 F教師への反抗 7 授業が成立しない……………P104
              気長にとりくむ

さて、この本の まえがき には次のように書かれています。(2006年9月15日 第1刷発行)

 子どもたちは、学校で元気に生活しているが、ときおり、はめをはずしたり、規則を破ったりと、いろいろな問題行為をする。
 たとえば、廊下を走ったり、つばを吐いたり、友だちとけんかしたり、授業中に奇声を発したり、いじめたりというようにである。
 そんな場面に出会うと、教師は、何らかの対応を求められる。
 しかし、子どもへのアプローチをまちがえると、いうことを聞かない、反抗的な態度をとる、自閉的になるなど、指導不成立を招くことが多い。
 むろん、子どもへの指導は、その教師とその子どもとの特有の関係によってきまる。
 たとえば、集会のとき、私語に夢中になっている子どもに対し、教師が人差し指を口元に立て「シーッ」と注意をうながすだけで、その子がやめることもある。他の教師が同じことをしても無視するときもあるかもしれない。
 つまり、子どもが教師を信頼し、指導をすすんで受け入れようとする関係ができているかどうかが前提である。
 このように、子どもへの対応には、一律のセオリーがあるものではないが、本書では、「ごく一般的に、このようにすれば、ほぼ成功するのではないか」、「自分はこう言葉をかけてやめさせた、反省させた」など、経験にもとづく成功事例をまとめた。
 いろいろ具体的なシーンにおいて、「そのとき、どう指導するか」その参考資料に供したいと願って本書を企画した。
 1章では「始業前」から「放課後」まで、学校の一日をほぼ時間にそっながめ、その中で起こりそうな場面を設定した。2章では、教師の指導に対して、子どもの反応が一様でない状況を考え、それぞれの場合の教師の対応をまとめた。
 項目ごとに、そのとらえ方と教師の対応を記した。「このようにすると状況を悪化させ、子どもとの関係を壊しかねない」というよくない指導についてもふれた。
 また、本書は項目ごとに本文をコンパクトにまとめた。さらに、イラストをつけた。
 多忙な日々にあって、教師がそのページをあけたとき、すぐに要旨が伝わるようにと考えたからである。
 執筆にあたっては、本書を企画された家本芳郎先生の呼びかけにこたえてくれた全国の小学校教師の方々にお願いした。学校現場の最前線に立ち、良心的な教育を推進している気鋭の先生方である。多忙な日々にあって、本書の執筆を「自らの指導や実践を問い直し、再検討する機会」ととらえ、快く引き受けてくださった。
 本書が子どもの問題行為に対応するときの手引きとして読まれ、「子どものよさを伸ばす指導」の参考になれば、企画立案者・編集者・執筆者一同、これにまさる喜びはない。
                        重水 健介

ところが、よく読むと、おかしなところがあるのにお気づきでしょうか。それは、/執筆にあたっては、本書を企画された家本芳郎先生の呼びかけにこたえてくれた全国の小学校教師の方々にお願いした。/の赤字のところです。実は、このまえがきは、同じシリーズで小学版も発行されているのですが、そのまえがきが、中学校版に掲載されてしまったようです。この本が、改訂されるときには、このまえがきも差し替えられると思うのですが、私が書いた原稿の掲載された記念すべき本でこんな裏話ができるのも、なにかうれしくなりました。

では、掲載予定であったまえがきをご紹介します。(間違いを訂正するのもこの本に関わった一人としての責任だと思います。赤字の部分が訂正部分です。)

 子どもたちは、学校で元気に生活しているが、ときおり、はめをはずしたり、規則を破ったりと、いろいろな問題行為をする。
 たとえば、廊下を走ったり、つばを吐いたり、友だちとけんかしたり、授業中に奇声を発したり、トイレでタバコを吸ったり、いじめたりというようにである。
 そんな場面に出会うと、教師は、何らかの対応を求められる。
 しかし、子どもへのアプローチをまちがえると、いうことを聞かない、反抗的な態度をとる、自閉的になるなど指導不成立を招くことが多い。
 むろん、子どもへの指導は、その教師とその子どもとの特有の関係によってきまる。
 たとえば、集会のとき、私語に夢中になっている子どもに対し、教師が人差し指を口元に立て「シーッ」と注意をうながすだけで、その子がやめることもある。他の教師が同じことをしても無視するときもあるかもしれない。
 つまり、子どもが教師を信頼し、指導をすすんで受け入れようとする関係ができているかどうかが前提である。
 このように、子どもへの対応には、一律のセオリーがあるものではないが、本書では、「ごく一般的に、このようにすれば、ほぼ成功するのではないか」、「自分はこう言葉をかけてやめさせた、反省させた」など、経験にもとづく成功事例をまとめた。
 いろいろ具体的なシーンにおいて、「そのとき、どう指導するか」その参資料に供したいと願って本書を企画した。
 1章では「始業前」から「放課後」まで、学校の一日をほぼ時間にそってながめ、その中で起こりそうな場面を設定した。2章では、教師の指導に対して、子どもの反応が一様でない状況を考え、それぞれの場合の教師の対応をまとめた。
 項目ごとに、そのとらえ方と教師の対応を記した。「このようにすると状況を悪化させ、子どもとの関係を壊しかねない」というよくない指導についてもふれた。
 また、本書は項目ごとに本文をコンパクトにまとめた。さらに、イラストをつけた。
 多忙な日々にあって、教師がそのページをあけたとき、すぐに要旨が伝わるようにと考えたからである。
 執筆にあたっては、本書を企画された家本芳郎先生の呼びかけにこたえてくれた全国の中学校教師の方々にお願いした。学校現場の最前線に立ち、良心的な教育を推進している気鋭の先生方である。本書の執筆を「自らの指導や実践を問い直し、再検討する機会」ととらえ、快く引き受けてくださった。
 本書が子どもの問題行為に対応するときの手引きとして読まれ、「子どものよさを伸ばす指導」の参考になれば、企画立案者・編集者・執筆者一同、これにまさる喜びはない。
                        重水 健介

さて、裏話パート2です。この本の原稿を書きませんかと、お声を掛けていただいたのは「家本芳郎」先生でした。家本先生は、何冊も教育書を書かれていらっしゃる方で、山梨の片田舎の教師の私は実際にお会いしたこともありませんでした。普通なら家本先生とは何の関係もないはずですが、家本先生は「教育実践ノート」というメールマガジンを発行なさっていらっしゃることをたまたま家本先生のホームページで知り、私にも送っていただきたいとメールを出してからがおつきあいの始まりでした。厚かましい私が、「教科係にどのような仕事を任せるか」「朝の会・帰りの会をどうすすめるか」「全校で漢字の基礎力をつけるためにどんな取り組みをするか」など家本先生にメールで質問をお送りすると、こんなことができますよとご自分の実践資料を提示してアドバイスをいただきました。何度も家本先生のアドバイスでヒントをいただくことができたのも、本当に幸運でしたし、ありがたいことでした。
そんなやりとりをさせていただく中で、国語の授業開きをどうするかという1時間のミニ実践を、「教育実践ノート」の特別シリーズの一つの原稿として書かせていただいたこともありました。実は、私の書いた原稿を、家本先生が実践記録というのはこう書くんですよと、書き直してくださったものがその特別シリーズの原稿になりました。(ちなみに原稿料の代わりですといって図書カードを送っていただいたのもありがたいことでした。)
家本先生は、『中学校 子どもが変る どう対応する 問題場面80事例』の企画を立てて、原稿を書く先生方に声を掛けた後、ご自身の病のために、編集の後を重水健介先生に託されました。偉大な教育者であられた家本先生は2006年2月15日に亡くなられました。癌だったということです。家本先生が亡くなってから早一年近くたとうとしていますが、どれほど自分自身成長できたか心許ないのですが、これまで自分自身が教員という仕事を続けてくる中で多くの方に支えていただいたり、教えていただいたりしたことを、『中学校 子どもが変る どう対応する 問題場面80事例』の中の二つの原稿の背後に反映できたのではないかと思っています。
少しでも役立つ情報を提供することが、家本先生をはじめいろいろ教えていただいた方々への恩返しだろうと自分では考えています。

 (記…平成19年1月13日)


第14回   記号研掲示板からの学び ページ公開 のお知らせ

 大西忠治氏の読み研方式は、国語の授業方法として生み出されたものであるが、最近、寺島隆吉先生(岐阜大学教育学部教授)が主催する英語の研究団体「記号研」でも、読み研方式を使った授業実践をなさっていることを知った。
 「記号研」掲示板で、今英語の教科書に掲載されている「黒柳徹子の窓ぎわのトットちゃん」の英文の構造よみについて議論されている。私も、英語については不案内なのだが、読み研方式の勉強もかねて、構造よみ案を提出している。
 
 オープニングメッセージタイトルの「記号研掲示板からの学び」ページ公開は、そのためのものである。ぜひ、お読みいただいて、ご意見をお寄せいただきたい。

 記号研の掲示板
 寺島隆吉氏のホームページは、「寺島研究室へようこそ

 私の原稿は、以下のページである。
020102  記号研掲示板からの学び

 (記…平成17年10月17日)


第13回   岩崎成寿氏… 説明的文章「千年の釘にいどむ」からの学びのためのページ公開 のお知らせ

 光村の小学校五年生の読書教材に「千年の釘にいどむ」(内藤誠吾)という説明的文章がある。
 この夏の読み研の大会で、岩崎成寿氏が模擬授業の教材として取り上げている。私は、夏の大会に参加しなかったのだが、大会資料を送ってもらって、岩崎氏の原稿(P75〜78)を読んだ。岩崎氏は、「千年の釘にいどむ」という説明的文章の文種を説明文として、説明文の典型的三部構造をもっている教材であると教材分析なさっている。
 私もこの教材を読んでみて、はたして典型的な説明文なのかと疑問をもった。記録文として読むべき教材ではないかと私は、思った。

 そこで、岩崎氏に公開質問する形で、原稿をまとめた。ぜひ、お読みいただき、みなさんのご意見をお寄せいただきたい。できれば、みなさんのご意見もホームページで紹介したいと思っている。

 原稿は、以下のページである。
010108 読み研大会資料からの学び
01010801 岩崎成寿氏…模擬授業3 国語スキルを身につけさせるための授業展開 説明的文章「千年の釘にいどむ」からの学び
01010802 教材研究…千年の釘にいどむ

 (記…平成17年8月28日)


第12回   『日本語の文法』(高橋太郎 他著 ひつじ書房)からの学びのためのページ公開 のお知らせ

 『日本語の文法』(ひつじ書房)『概説・現代日本語文法』『概説・古典日本語文法』(おうふう)などの文法書を読み始めた。あわせて、外国の人に日本語を教えるときの文法書、例えば『中上級を教える人のための 日本語文法ハンドブック』(スリーエーネットワーク)なども読み始めた。
 学校文法として教えている内容とは細かな点で違いが多いのだが、読みの授業に活用できるところが多い分、学ぶ内容も多く、難しい。
 そこで、『日本語の文法』からの学びのためのページを公開することにした。第一回目は、規定語についてである。
 また、『日本語文法を学ぶ会メーリングリスト』も開設した。詳しくは、日本語文法を学ぶ会のグループページを参照。参加メンバーも募集しているので、ぜひいっしょに日本語文法を学びたい方のご参加をお願いしたい。
 文法を読みの力に結びつけるためのエッセンスがつまった本として私がもう一冊お薦めしたいのは、岩田道雄氏の『考える力を育てる日本語文法』(新日本出版社)である。少し規定語に関連する内容を紹介する。

「連体修飾」と主観  (P69〜71)

 教科書の文法では、修飾語は連体修飾語と連用修飾語の二つに分かれています。そして、両方とも「被修飾語を詳しくする」と、働きを同じにしています。しかし、連用修飾語は、状況の違いによって被修飾語を限定するのですが、「連体修飾」の場合は、語り手の判断によって規定するという特徴があります。語り手の視点によって同じ対象の見方が違ってくるのです。
 たとえば次のように。

 赤い 花 (色)
 バラの 花 (名前)
 甘い 香りの する 花 (匂い) 連文節

 すると、読み手のイメージも違ってきます。読み手は、「連体修飾」に初めて出会った時、対象が、語り手にどういう視点で見られているのか確認をした方がよいでしょう。それが特に重要なのは、主観性の強い感情的な修飾です。
 たとえば、一人の子どもについても、うわさ話では、いろいろな評価が出てきます。
 
 あの子は 元気な子だね。
 いいや、なかなか 生意気な子だよ。
 いいえ、明るい いい子ですよ。
 そう、とても うるさい子よ。

 これらの言葉を一つずつ別の人が聞いたとしたら、それによって対象(ここでは「あの子」)に対する評価が全く違ってきてしまいます。ですから、説明文などでは、対象の本質にかかわるような「連体修飾」の部分は特に問題です。 

 ここの岩田氏の説明で、私がよくわからないところは、「連用修飾語は、状況の違いによって被修飾語を限定する」というところだ。「『連体修飾』の場合は、語り手の判断によって規定するという特徴があります。語り手の視点によって同じ対象の見方が違ってくるのです。」という部分とつなげると、連用修飾語の限定の仕方は、連体修飾語よりも客観的な限定であるということのようだ。
 一人の子どもについての四人のうわさ話では、その子の具体的などのような事実を「元気な」「生意気な」「明るい いい」「うるさい」と評価しているのか確認しないといけないわけだろう。

 (記…平成17年8月6日)


第11回   『大西忠治教育技術著作集』からの学びのための音読ページ公開 のお知らせ

  『大西忠治教育技術著作集』の何冊かを購入しました。今、つまみ食いのような形で読んでいます。
 一人で読んで、一人で勉強するのは、なかなかつらいものがあります。やはり何人かで一緒に読み合い、意見交換ができれば深い学びが成立しやすいように思います。といっても、なかなかそんな輪読会のような勉強会を身近な仲間で開くことができにくい状況です。
 そこで、私が『著作集』の中から輪読会の素材提供として一部の原稿を読んだ音声を公開してみることにしました。それを聞いていただいて、意見交換をメールやメーリングリストでやってみようという新しいスタイルの勉強会を思いつきました。手始めに、六巻の『授業と学習集団の理論』の中の大西忠治氏が学級担任という立場でなく、教科担当という立場で学習集団をどう指導するかに関わる原稿を取り上げてみることにしました。

大西忠治/授業における集団指導(1)学級担任になれなかった時
『授業と学習集団の理論』(明治図書 教育技術著作集6)の「I学習集団とは何か」の「一授業における集団指導」より  

「いのっち朗読館」で上の原稿が聞けるようになっています。
http://www.voiceblog.jp/inotti/

お聞きいただき、疑問点や意見などありましたら、こちらまでメールをお送りください。

  〔近況報告〕
  卒業文集がやっと完成しました。卒業生へのメッセージとして、私が国語教師の道へ第一歩を踏み出すきっかけになった参考書を題材に文章を書きました。以下、転載しますので、よろしかったらお読みください。

国語の面白さと難しさ ― 井上秀喜を国語教師への第一歩を踏み出させた一冊の本との出会い ―

「井上先生は、どうして先生になったんですか?」 「そうだね。中学高校と先生はどちらかというと理科や数学のような理系の教科が好きだったんだ。国語は大の苦手で、テストをやってもどうしてそういう答えが出てくるのかまったくわからなかった。それに対して、理科や数学はなぜその答えが出てくるのか明快に説明できるのが、好きな理由だった。そのころの夢は、技術者になることだった。ものを作るのが好きだったせいもある。ところが、高校時代に出会った一冊の参考書によって、国語の面白さと難しさを知ることになった。その本には、なんとなぜそういう答えは出てくるのかその理由が、明快に書かれていた。(数学、理科のように論理的な答えの出し方が説明されていた。)国語というのは、こんなにもわかりやすく答えが出てくるものかと、大きな衝撃を受けた。先生と同じようになぜその答えが出てくるのかわからないために、国語が嫌いな生徒に国語の面白さを伝えたいというのがそもそも国語教師になろうと思ったきっかけだった。」
 時に中学生の皆さんから私自身の国語の先生になった理由を聞かれると、上のようなことを答えてきた。
 中学三年生の国語の教科書に星野道夫さんの「アラスカとの出会い」という記録文が掲載されている。星野さんは、十代の頃たまたま神田の古本屋で見つけた一冊のアラスカの写真集がきっかけで写真家になったということを書かれている。
 一月の読書集会で、石井睦美さんという作家の方がお話をしてくださった。石井さんが作家になるきっかけをたどっていくと、高校入学前の春休みに出された課題図書の中の一冊の詩集(立原道造)だったという。

 どういうわけか、人はたまたま出会った一冊の本によって自分の人生を決めることになることもある。卒業記念文集の原稿として、私の国語教師になるという進路決定のきっかけとなった一冊の本とはどんな本だったのか少し紹介してみることにした。これから自分の進路決定をしていく卒業生に、君の進路決定のきっかけになるであろう一冊の本(あるいは、本でなくても、ものや人であるかもしれない)との出会いを祈りながら。

 私の一冊の本は、巨摩高校に入学が決まり、春休みの入学ガイダンス時に、高校の先生から薦められた現代国語の参考書の一冊、関良一の『よくわかる現代国語』(旺文社)だった。はしがきのところには、次のように書かれている。

 『よくわかる現代国語』は、「現代国語」がホントに、心から底から「よくわかる」ようになってもらうために書いた。もう一つ言えば、一つ一つの文章が「わかる」という体験を通して、文章が「わかる」とはどういうことか? が「よくわかる」ための本だ。
 「国語」−−なかでも「現代国語」では、何を、どういう順序・段階で、どんな方法で、どれだけマスターすればよいか? が、ハッキリしていない。教科書が違えば内容も違い、そこには文章の「わかり方」と説明もない。数学のテキストには、公理も定理も公式もチャント掲げてあるのに……。
 だから、私は、私の全力を傾けて、諸君に必要な知識や、「わかり方」「読み方」および「書き方」のルールやテクニックのすべてを、〔例文〕その他の具体例と関連させながら、能うかぎり体系的、段階的に、のこりなく、洗いざらいぶちまけた。その意味で、単なる作品集・資料集に近い現行のもろもろの教科書よりも、この本の方がずっとと教科書らしい本だ−−と自賛できるかもしれない。
 しかし、「文は人なり」だ。文章は生き物だ。ことば=ロゴスlogosは論理logicでもあり、その「ことば」を取り扱う国語科は、哲学や数学にも似た学問の一分野だから、そこには公理も定理も公式もあるけれども、それらだけですべてを割り切ってしまうわけにはいかない。第二章の初めにも講義してあるように、「わかる」とは、「ことば」を通して「心」で「心」が「わかる」ことだ。「よくわかる」ためには、なによりもまず、ホントに「生きる」こと、自分が自分であること、自分が自分になること、自分の「心」を育てること、そして、第六章の〔例文四二〕のことばをかりれば、自分とは異質の現実、あるいは、他者と出会い、それらと対決し、それらをマスターするという「経験」を積み上げていくことが必要だ。この一冊の本が、そういう意味でも、諸君のためにも多少とも役立つことができれば−−と思う。

 この本のおかげで「国語のわかり方がよくわかった」と書いたのだが、単なる「問題の解き方がよくわかる参考書」ではなかった。反対に、「文章を読むことの奥深さ」=「ありとあらゆることを現在の自分自身と結びつけて学ばないと国語はわからない」という難しさ=「たった一つの言葉に込められた、背後に隠れた世界」の存在……に気づかせてくれた「衝撃の書」であった。
 「読み手のレベルによって同じ文章を読んでも読みとれる内容に違いがでてくる」「読み手の力によって本の訴えてくる世界は大きくもなるし小さくもなる」という当たり前といえば当たり前のことに気づかせてくれた。
 毎日毎日のごく普通の生活をどのように過ごすかは、「日常生活という目の前に広がる一冊の本」を「どのように読むのか」ということでもある。

    卒業生のみなさんへ        平成17年2月13日      増穂中第三学年主任 井上 秀喜

 (記…平成17年3月25日)


第10回   『この教材で基礎・基本としての言語スキルを身につける―到達度評価を見通した読みの授業―』からの学びコーナー のお知らせ

  『この教材で基礎・基本としての言語スキルを身につける―到達度評価を見通した読みの授業―』からの学びコーナーに杉山明信氏の「ホタルの里づくり」(三省堂 2年)の教材分析について井上の疑問や意見をアップしました。「ホタルの里づくり」は説明文なのか、記録文なのか、本文Vの段落相互の関係はどうなっているのか、井上の学びをまとめました。ぜひ多くの方にお読みいただき、ご意見をお寄せいただければと思っています。

   杉山明信先生には、個人的にこの原稿をお送りして、ご意見をいただこうと思っています。

  〔近況報告〕
  やっとホームページの更新ができました。ずっと進路関係の仕事で手一杯の状態でしたが、公立高校の出願も終わり、ほっと一息ついているところです。
 (記…平成17年2月12日)


第9回   『読み研通信からの学び』コーナー のお知らせ

   読み研通信に掲載されている「高橋順子『ジーンズ』で詩の読み方を教える」(児玉健太郎氏)原稿をこの『読み研通信からの学び』コーナーにアップしました。詩の構造よみについて考える上で貴重な原稿ですので、ぜひ多くの方にお読みいただければと思います。

   児玉健太郎氏の「詩の構造よみ案」に対して、別の案を井上が考えてみました。みなさんからのご意見を投稿いただければ、掲載させていただきます。

  〔近況報告〕
  今年度は、中学3年生の担当で、進路関係の重要な仕事が目白押しです。たぶんホームページの更新作業は、なかなかできないだろうなあと思っています。
 (記…平成16年11月16日)


第8回   読み研通信原稿「江戸の人々と浮世絵」の構造よみ入門の授業計画   公開のお知らせ

   読み研通信に初めて原稿を書かせていただいたのが、今回公開した 「江戸の人々と浮世絵」の構造よみ入門の授業計画でした。
   確か読み研の運営委員の長畑龍介さんから電話で依頼を受けて、意気込んで書いたような記憶がします。何か反応があるかなと思っていましたが、結局何の反応も返ってきませんでした。
   今、読み研方式勉強会メーリングリストでは、阿部昇氏の「まとめられ」をめぐって活発なやりとりがされています。
   私のつたない原稿に対して、ご質問・ご意見をぜひお願いします。

 (記…平成16年10月24日)


第7回   読み研『研究紀要X』柳田良雄氏論文への質問   公開のお知らせ

   この夏休みには、このホームページに掲載する原稿の編集公開作業にじっくりと取り組むことができました。
   今回のオープニングメッセージは、本日公開しました柳田良雄氏への質問に関係します。科学的「読み」の授業研究会では、年1回のペースで『研究紀要』を発行しています。その『研究紀要X』に柳田良雄氏の論文「小学校低学年の説明的文章読解指導 ―「すみれとあり」(教育出版・小ニ・上)を例に―」に対する私の質問をまとめました。ぜひお読みいただき、ご意見をお寄せいただければとお願いします。
  わたしのホームページを、開かれた学びの場にしたいと思っています。国語教育ほどいろんな読み方指導が乱立している教科はないと思います。そのすべての読み方理論を学び尽くすことは不可能です。それぞれの教師が自分の信ずる理論で実践をしていくしかないでしょう。そこで、例えば柳田氏の論文の「すみれとあり」の具体的な指導プランに対して、それぞれの信ずる理論で疑問や代案を提示しあえば、少なくともこの教材でどんな読みの力を育てることができるのか、どのようにその読みの力を育てることができるのか、明らかにできるはずです。ぜひ、みなさんのご意見をお願いします。                                                               

 (記…平成16年8月29日)


第6回  国語の部屋メーリングリスト発言記録  公開のお知らせ

   地域の国語の教員で情報交換をしようと、国語の部屋メーリングリストを開設したのが、2001/4/30。活発な情報交換ができているとは言い難いのですが、メーリングリスト内だけの情報にしておくのはもったいないと考え、発言記録を公開することにしました。
  一つ目は、生徒に作文を書かせてほしいと依頼されることが教育現場にはでてきます。それも全員に。そんなときの書き方の手引きが一つ目。みなさんの書き方の手引きなどもご紹介いただければ、うれしいです。
  二つ目は、野村智明さんの『「星占い作文」でユーモア表現を楽しむ』作文実践のご紹介です。野村さんには私のホームページで原稿を公開することをご快諾いただき、大感激です。野村さんのホームページ名は「授業づくりの村」。http://homepage1.nifty.com/dohoku/jyugyounomura.htm
  三つ目は、私の教材研究「海の中の声」。文分析と、気づいたことにネーミング術語を施してあります。

[近況報告]

夏休みも、半分ほど経過しました。前半は、部活動の指導と公務の仕事が中心でした。

私の夏休みの公開ノルマで完了したもの

○生徒にネットマナーを教えるための指導資料準備
○ホームページの更新作業〔学校のホームページとこのホームページ〕
○いのっちの国語教室メールマガジンの発行

まだ終わってないもの

○2学期に扱う教材分析
○職員会議提案資料づくり
○校内研究の国語の授業案づくり

(記…平成16年8月10日)


第5回   ディーノ・ブッッアーティ「急行列車」の教材分析をめぐって  公開のお知らせ

   読み研方式勉強会というメーリングリストでやりとりされた「ディーノ・ブッッアーティ「急行列車」の教材分析」を公開させていただきました。小説をどのように読むのか、興味深い議論ができたと思っています。ぜひ、みなさんにもお読みいただき、新たな読みをぶつけていただければと思っています。
   読み研方式の教材分析としては、「構造読み」「形象読み」「主題読み」があるのですが、ネーミング術語による教材分析になっています。ご質問などがありましたら、メールで連絡をいただければありがたいです。

[近況報告]

夏休みに入りました。1学期は超多忙の毎日でしたので、ほっと一息ついています。

といっても、2学期に向けていくつか準備しておこうと思っていることがあります。いくつできるか分かりませんが、ここに公開してノルマにしておきます。

○ホームページの更新作業〔学校のホームページとこのホームページ〕
○2学期に扱う教材分析
○生徒にネットマナーを教えるための指導資料準備
○いのっちの国語教室メールマガジンの発行

(記…平成16年8月3日)


第4回  読み研通信原稿2「クジラたちの音の世界 」井上原稿    掲載のお知らせ

読み研通信に書いた原稿「クジラたちの音の世界」を国語資料のページにアップしました。

6月7日私宛てに中学1年生の保護者の方からメールをいただきました。その中に、私の書いた「クジラたちの音の世界」の原稿を読ませていただきたいというリクエストがございました。大変うれしく思いました。

そこで、大急ぎで原稿のホームページへの公開作業を進めました。ぜひ、お読みいただき、ご質問などいただければ、ありがたいです。

[近況報告 兼 国語教育メーリングリストPR]

今日、2回目の選択国語を行いました。内容は、教室の窓から見える風景を連作俳句に創るというものでした。一つ二つ紹介します。

雨の音  しずむ心が  いやされる  女子

ポタポタと  輝く雨の  音楽隊  女子

さて、(地域の職員で構成する)国語の研究会で、メーリングリストを利用した情報交換をしています。国語の情報交換ならだれでも参加できますので、みなさんも参加しませんか。

みなさんへのお願いです。「07 その他」のページに、みんなの情報発信コーナーを設けています。みなさんが国語の授業でお作りになったプリント類など(ファイル形式は一太郎・ワード・PDFファィルなどなんでも結構です)をダウンロードして多くの方に活用していただくコーナーです。せっかくお作りになった資料です。ぜひ投稿をお願いします。

(記…平成16年6月7日)


第3回  阿部昇著『授業づくりのための「説明的文章教材」の徹底批判』を徹底批判する(丸山義昭)  掲載感謝

丸山義昭さんの『阿部昇著『授業づくりのための「説明的文章教材」の徹底批判』を徹底批判する』という原稿を「みんなの情報発信コーナー」に掲載させていただきました。掲載を快諾いただいた丸山義昭さんに感謝です。

読み研の阿部昇氏の『授業づくりのための「説明的文章教材」の徹底批判』に対する批判を「新潟の読み研サークル」がサークル誌の中でおこなっています。

今回は、丸山義明さんの原稿の掲載ができました。ぜひ、お読みください。そして、説明的文章の読みの指導に生かしていただければ、幸いです。

[近況報告 兼 国語教育メーリングリストPR]

4月は、超多忙の毎日でした。というわけで、ホームページの更新もできませんでしたが、5月5日やらなければと思っていたホームページの更新がやっとできました。実は、長畑龍介さんから、「「記録文」の読みは文章のよみの基本である」の原稿の改訂版をお送りいただいていたのですが、その責任を果たすことができました。ぜひ、長畑さんの原稿も、お読みください。

さて、(地域の職員で構成する)国語の研究会で、メーリングリストを利用した情報交換をしています。国語の情報交換ならだれでも参加できますので、みなさんも参加しませんか。

みなさんへのお願いです。「07 その他」のページに、みんなの情報発信コーナーを設けています。みなさんが国語の授業でお作りになったプリント類など(ファイル形式は一太郎・ワード・PDFファィルなどなんでも結構です)をダウンロードして多くの方に活用していただくコーナーです。せっかくお作りになった資料です。ぜひ投稿をお願いします。

(記…平成16年5月5日)


第2回  「記録文」の読みは文章のよみの基本である  掲載感謝

長畑龍介さんの『「記録文」の読みは文章のよみの基本である』という原稿を「みんなの情報発信コーナー」に掲載させていただきました。掲載を快諾いただいた長畑隆介さんに感謝です。

読み研の阿部昇氏の『授業づくりのための「説明的文章教材」の徹底批判』に対する批判を「新潟の読み研サークル」がサークル誌の中でおこなっています。その中の一つの原稿が、長畑さんの『「記録文」の読みは文章のよみの基本である』です。ぜひ、お読みください。そして、説明的文章の読みの指導に生かしていただければ、幸いです。

阿部昇さんにも、長畑さんの原稿を掲載させていただいたことをお知らせして、できれば、長畑さんの原稿へのコメントなどいただければ、このホームページ上でご紹介できるといいなあと思っています。また、みなさんからのご意見などもお寄せいただければ、掲載したいです。

春休みになり、やっとこのホームページの更新の作業もできました。生徒たちに「楽しく力のつく国語の授業」ができるように準備をしたいなあと思っています。

みなさんへのお願いです。「07 その他」のページに、みんなの情報発信コーナーを設けています。みなさんが国語の授業でお作りになったプリント類など(ファイル形式は一太郎・ワード・PDFファィルなどなんでも結構です)をダウンロードして多くの方に活用していただくコーナーです。せっかくお作りになった資料です。ぜひ投稿をお願いします。

(記…平成16年3月27日)


第1回……  記:平成16年1月5日

気ままなオープニングメッセージ …本当は月1回は旬の話題を掲載したいのですが…

みなさん、やっとやっとこのホームページを公開することができました。一から作成するホームページは、このサイトが初めてなので大変でした。基本的にこのページは、たくさんの方に活用していただけるような内容にしたいと考えていますので、私自身のオリジナルな内容ではない部分もたくさん引用させていただいています。また、ホームページ作成に時間がとれないことも予想されますので、一太郎・ワード・PDFファィルをダウンロードしてお読みいただくページもございます。
みなさんへのお願いです。「07 その他」のページに、みんなの情報発信コーナーを設けています。みなさんが国語の授業でお作りになったプリント類など(ファイル形式は一太郎・ワード・PDFファィルなどなんでも結構です)をダウンロードして多くの方に活用していただくコーナーです。せっかくお作りになった資料です。ぜひ投稿をお願いします。
(実はまだ完成していないのですが、第1回気ままなオープニングメッセージを先行して書きました。記…平成16年1月5日)